ENo.1632 一　般人

■ 一　般人（にのまえ　はんと）

身長：175cm
体重：63kg

黒髪黒目。黄色人種。手入れされてない髪。目つきは悪い。
適当にその辺で仕入れた服に装備。雑多な御守の数々。
その他、各種の細々とした得物。

日本と良く似た国の、ごく一般的な大学生・・・だった男。
しかし、何の因果か幾つもの世界を転々としている。
これが何度目の転移かも分からぬまま、こちらへと飛ばされた。

世界の滞在期間は30秒～数年と幅があり、移動手段・理屈は不明。すでに三桁を越えるほどの世界を移動させられている。
さらに転移ごとで、得た力や一部以外の装備を失ってしまう。名実共に、「一般人」レベルまで落とされるのである。

今までに分かっているのは、何かを達成すれば転移の起こる可能性が高いこと。そして、何者かの力が働いているのでは・・・という薄っすらとした記憶。

外見は転移当初の年齢で固定されており、19歳程度に見える。しかし、どこかやさぐれた雰囲気を漂わせているのは、何度も転移を繰り返し、冒険を繰り返してきた疲れからだろうか。

やる事はぶっきらぼうで口も悪いが、生き残ることへの執着と、何かを成し遂げることへの執念は強く、また、そのような目的を持った者への協力も、何かと文句を言いつつ惜しめない、損な性格。

戦闘スタイルは様々だが、その場にあるものをよく利用する。
罠の類を仕込んだ地点に誘い、仕留める場合もある。
しかし、必要であれば正面から殴ることも厭わない。

この世界では特に目的を定めていないが、別の世界へと繋がる道があるとの噂を聞き、何か分からないかと動いている。
とりあえずは元の世界に戻るべく、そして可能であるならば、自身をこんな目に遭わせた者の顔面に蹴りを入れるべく、相方の機械とともに、黙々と冒険の最中である。

■ ”ガイド”（がいど）

とある世界での縁がきっかけで、ハントに付き従う機械。
普段は薄い端末状の形態で、御守とともに纏められている。
正式な名称は不明。

口調は慇懃無礼で、無駄口の他は聞かれたことにしか答えない。
時々重要なことを正確に伝えることもあるが、それは彼らに生命の
危機が訪れることを察知しているからに過ぎない。

しかし、それが故に命を助けられる事も多く、無碍にはできない。
ハントとは運命共同体とも腐れ縁とも言える間柄である。