ENo.84 シャクナゲ・フリューリング

【容姿】
髪：銀　目：青　肌：白　身長112cm
人間９歳相当。
腰まで伸びる艶やかな髪。好奇心旺盛そうな元気な瞳。
幼さが前面に出る顔立ち。華奢な身体。
頭には三角形のイヌ科らしき耳。
身体の半分を超す長さのもこもこ尻尾。
白を基調とした、所謂学校の制服を纏っている。
最近セーラー服タイプがお気に入り。
自らの身長を越す長さを持つ、幾何学的な紋章の刻まれた青白い棒を持っている。
あほ毛。

【台詞】
『ボクね、人間になったらアオイとパンプキンパイ食べるんだっ！』
―――――――親代わりの銀狐に、その小さな胸を張りながら。
『ひにゃーっ！？ゴメンナサイっ！ツマミグイはもーしませんっ！』
―――――――キャラバンの積荷をつまみ食い。お仕置きタイム。

【設定】
　人間になりたい人に造られし獣人少女。
シャクナゲは、とある魔術研究者に生み出された人造生命だ。
毎日毎日人体実験。よく覚えてないけれど、よく無事に五体があるものだと思う。
　ある日、シャクナゲは研究所を抜け出した。
自由になる為だ。
　しかし、本当に自由になるには二つ問題があった。
　動物と掛け合わせて創られている事に加え、もう一つ特徴がある。
シャクナゲは人の意思、女性の人格を持った武器を持っている。
名をアオイ・フリューリング。１６才程度の精神年齢をもった快活な女性だ。
そして、アオイも人型となることが出来る…が、その場合シャクナゲが武器になる必要がある。
二人は一心同体。
どちらかが人でいるには、どちらかが武器でなくてはならない。
願いの一つは、お互い別々の人として生きることだ。
　もう一つの問題。それは寿命。
クローン等がそうだが、遺伝子をいじると多くの場合、その生命機能に破綻を起こす。
その一つが短命。
彼女達は常に爆弾を抱えて生きているようなもの…だったのだが。
とある島で出会ったビシュクという銀狐が、何と容易く解決してしまったのだ。
　さらに島を脱出してからも、『人間になる手がかりがないなら、世界を回ってみてくれば？』などと告げ、カルヴァーン・カランコエという武装キャラバンへと入隊させてしまう。

というわけで。
寿命という当面の危機がなくなったフリューリング姉妹は。
「二人で一緒にパンプキンパイを食べる」というささやかな夢を叶える為に、セルフォリーフを歩き続ける。