ENo.2681 アルマドゥーラ・Ｍ・Ｄ・フェイマール

ﾟ☆ﾟ+o｡o｡o+ﾟ☆　めるるんによる自己紹介　☆ﾟ+o｡o｡o+ﾟ☆ﾟ

「やっほ～、お待たせ～！みんな元気してた～？めるるんだよ～☆
えっとね～、めるるんはね～、なんと体が鎧で出来てるんだよ～すごいね～。
それでね～、まだ生まれてから３年しか経ってないんだ～。
あ、あと見て分かると思うけど～、めるるんは女の子なんだよ～、ホントだよ～。
めるるんはね～、何か面白そうなことが起きてるからって～、せ、せ、せふぉりるーふ？に遊･･･様子見にきたんだよ～。
本当は～、ますたぁがこっちにくるはずだったんだけど～、危なそうだからって言って～、代わりにめるるんを送り込んできたんだよ～。
こ～んな可愛い女の子を～、こ～んな危ないところに一人で送り込むなんて酷いよね～ホント～。絶対に何か～、酷い目に遭うと思うんだ～これから～。
こっちでも～、これから色々あると思うけど～、みんな、プリティでキュアキュアなめるるんを～、よろしくね～♪」

□□□解説とか追記とか□□□

　アルマドゥーラ・メイルルフ・ドラコネルクス・フェイマールが正式名称。といっても当然、というよりむしろ、偽名である。
　竜人を模して作られたという一風変わった意匠が施された鎧に、人工的に生み出された霊魂を取り憑かせて動かしている人形のようなもの。鎧の中には黒いもやのようなものが渦巻いている。
　その術が施されてから三年ほど経過している。なので三歳と言えなくもない。
　肘から先の腕部が通常の人間の腕よりも大きく作られており、その手の部分の鉤爪によって戦闘を行う。思ったより細かい作業もできるようだ。
　鎧の中に渦巻いている黒いもやのようなものは、鎧と鎧を繋ぐ役割を果たしているだけであり、鎧そのものが身体を形成していると言えるだろう。なので、自己修復能力とは名ばかりの防具作製能力を有している。壊れた部分は自分で鍛え直したり修繕したりするのだ。
　五体をバラバラにされるか鎧の四割程度を損失すると、一時的に機能を維持できなくなるようだ。その場合は術者による速やかな対処が必要だ。
　基本的に術者の意志を反映した所作や言動を行うが、細かい話し方や振る舞いは搭載されている擬似人格によって制御されている。そのためかちょっとウザい。
　何故そのような擬似人格が搭載されているのかというと、それは術者による周りに対してのごく単純な嫌がらせである。名前がやたら長ったらしいのもそれである。
　セルフォリーフの危機に応え、また自身の好奇心のために世界の裂け目に入ろうとしたのだが、万が一のためを思いほぼ不死身とも言える、鎧の身体を持つ分身体を送り込むことにした。

　そしてその鎧を送り込んだ主は今、アンジニティにいるのだが、果たして･･･。