ENo.2042 クラーク・ライオネル

クラーク・ライオネル。
邪神を崇拝する神官。

彼は、正純なる神々を祀る神官の腹から生まれた。
清められたパンとスープを糧とし、同じ年頃の子供がするように野原で動物や虫と戯れていた代わりに塔の一室で本や巻物を友にして過ごした。
時折当時の彼より数倍歳月を積み重ねた人が部屋を訪ね、無垢な彼に神への信仰心とそれを保つ術を与えて行った。
彼はそうして育てられ、１５回誕生を祝われた。

１５回目の祝いの席で、彼は神の威光遍く届く場所から姿を消した。
後に残されたのは静謐なままの彼の部屋と、外の森にて息絶えていた暗殺者だけであった。

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次に人々の口に名が挙がった時、彼はすでに人でなくなっていた。
運命の神のいたずらか、はたまた人の業が彼の背を押したのか。
腐食と誕生の神『yflbgsojhw（人の言語で最も近い発音は、ヤフルブグソジュアーである）』に誘われ、彼はその才と知と肉をyflbgsojhwの為に揮っていた。

その布教により、森から鳥や獣の声が絶えた。
その布教により、いくつもの町が地図の上から姿を消した。
その布教により、腐汁とおぞましき声を発するモノが世界に蔓延るようになった。
彼はためらわなかった。
人に恐怖と憎悪の目を向けられていても、『神の教えこそが絶対であり、人々はそれに気づいていないだけなのだ』と確信して、むしろそうされればされるほどに彼は嬉々として力を奮っていった。
その神に殉じる姿は、皮肉にも彼を育てた者たちが理想としていた姿だった。

正純なる神々は彼の才の前に滅ぼされ。
未成熟な勇者は彼の知によって亡くなり。
あらゆる軍隊は彼の肉に取り込まれた。

世界は、終わろうとしていた。

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ある日、神は死んだ。
度々彼と衝突していた、精霊に愛されただけが取り柄の凡人。
そのものに、神は不意を突かれ世界から姿を消した。

彼は、その時初めて二つの感情を知った。
絶望と、憎しみだった。

※突撃、急なメッセージ歓迎。
※平和な世界の邪悪枠、大概フレンドリーだけど基本感覚が人とずれてる。
※見知らぬ人をいきなり襲ったりはしませんが、話しした結果本物の試合を申し込むことはあります。
※大分プロフィール完成、でもまだ未完成、もっと細かくなると思う
※肉壁派のまったり派、基本急ぎません。
※友達募集中、でも多分できない。