『-つき合わせてすまなかったな』
そう言うと目の前の男はガラス越しに見える目をわずかに細めた。
『気にするなよ---が好きそうな本が見つかってよかったじゃないか』
視線を手の中に移す。
革張りの分厚い装丁は---の手には少しばかり大きすぎはしないだろうか。
それでも表紙をめくれば細やかなスケッチで描かれた色鮮やかな花と木々と
それらに纏わる寓話で彩られた物語は、きっとあの子も気に入ってくれるだろう。
『-----早く帰ろうぜ、腹減ったし---も首長くして待ってるぞきっと』
そう言って男は、前を歩く。

その背にいつも導かれていた。

そうだ。

光さす回廊の


あの教会で


待っている---の為に


はやくかえろう











**************















「レオ、少し相談があるのですが」

「………………………………………………………なんだ？」




アルベルトがお茶と茶菓子を持って様子を見に来た頃には、
レオは言いつけられた薪割と馬小屋の掃除を終えて、
ぼんやりと座り込んでいた。
声をかければいつものように何処を見ているとも
言えない様子のまま生気のない返事が帰って来る。
「こちらで休憩しながら話しましょう、日差しがきつくなってきましたから
　そんな所に座り込んでいると頭が焼けてしまいますよ」
手馴れた様子で木陰にシートを広げながら
アルベルトはレオにこちらに来るように促した。

しばらく無言のまま反応を見せなかったレオだが
アルベルトが紅茶を二つのカップに注いで
お砂糖はいりますかと暢気に声をかけてきたので、
仕方なく重い腰を上げてのろのろと木陰に身を寄せた。

「………」
「お砂糖どうします？」
「………構うな、用事があるなら聞く…」
「仕事ではなく、私用なのですよ。ですからまずはお茶でも
　飲みながら聞いてもらえませんか？」

レオにこれ以上用件を急かすだけの気力があるわけもなく
早々に根負けして差し出された紅茶を受け取る。
そういえば、今日は何も口にしていなかった。

「よろしければお菓子もどうぞ。
　レオは勧めなければほとんど食べてくれませんから
　できれば沢山召し上がって下さいね。」
「………………」
「それで、食べ終わったら今日の仕事は終わりです。ただ私個人の用件で
　少し街に出て買いたいものがあるのです」
「……………それが用件か？」
アルベルトは紅茶を一口飲んでからレオの方を伺う。
「そうです。私１人では買い迷ってしまうものなので、意見を聞かせていただきたいと
　思いまして、付き合っていただけませんか？」
「……………」
「無理にとはいいませんが？」

しかし、自分に断る理由もない。
何をしていても何もしていなくても同じことだ。
レオは無言のままひとつ頷く動作を見せた。

「宜しいのですね。よかった、助かります」
アルベルトはただそれだけの事で嬉しそうだった。
少し、それがいつかの光景に見えて、レオはうなだれるように
頭を下げた。やはりこの日差しは自分には眩しい。

「…………………………………………………何を」
「はい？」
「………………………………………買うものは、なんだ？」
余計な心配ばかりする執事に、気を使われてばかりなのが
なんとなく嫌な気がしてレオは珍しく自分から尋ねた。

「ああ、ええとですね。お嬢様が最近文字を覚えていると旦那様に聞いたので」




『あの子の為に、新しい本を』

アイギス(859)の声が届いた：
アイギス「はるばる来ました、エスタ！」

明葉(571)の声が届いた：
明葉「手隙なんで武器作りたかったら言ってくれよー。」

あんず(3412)の声が届いた：
あんず「；・・）　さてさて、西に戻るのよー」

ヘキサ(3380)の声が届いた：
ヘキサ「夢守、…覚えたてで良ければ木漏れ日に出す、かも…」

しー(3112)の声が届いた：
しー「防具多少作りますー」

閣下(3053)の声が届いた：
閣下「うみねことのバトルを希望する！」

シセ(2904)の声が届いた：
シセ「魔石作ります。作らせて下さい！木漏れ日まで。」

プラー(2656)の声が届いた：
プラー「装飾ー装飾はーいらんかねー」

クローナ(1950)の声が届いた：
地面から出てきた子「・・・・・・（ぐいぐい）」
クローナ「わ、ちょっとまってって、ひっぱらないで」

ナギ(1907)の声が届いた：
ナギ「…いっ　たたたたたぁ…。。。ホントに飛ぶとは思わなかった…。　ど、どうやって着地しろっていうのさ、こんなの！」

アマラ様(1796)の声が届いた：
アマラ様「武器１０　及び　付加１９　受け付けておる。希望者は［HomePage］先の掲示板に書き込むがよいぞ（´ー」

リィル(1752)の声が届いた：
リィル「料理LV18、付加（たぶん）LV17だけど、需要あるかな？対価不要（出来れば生産枠と交換して貰えると嬉しいかも）、早い者勝ち、伝言よろしくね〜♪」

桜(1416)の声が届いた：
桜「合成いります？？伝言してみて下さいな♪」

かえで(1389)の声が届いた：
かえで「武器枠Lv28いかが〜？in木漏れ日」

フウリ(1253)の声が届いた：
フウリ「魔石生産が入り用の方は『木漏れ日』か伝言にご一報をどうぞ。いいもの作るわよー」